2015年03月29日

才野さんとの思い出

日本海洋学会2015年度春季大会開催期間中の3月24日に「才野敏郎さんを偲ぶ会」に約80名の方々とともに参加した。才野さんは、衛星データを活用した海洋物質循環研究への貢献により2012年に日本海洋学会宇田賞を受賞。名古屋大学名誉教授、海洋研究開発機構特任上席研究員であったが2014年4月17日に病没。享年65才であった。偲ぶ会からの退出時には、豊富な写真とともに管理人を含む国内外の48名の寄稿をまとめた文集「Toribute to Prof. Toshio Saino」が手渡された。37編の日本語の寄稿は3名の編集者による英訳が付されており、お三方の並々ならぬ熱い想いを感じる冊子であった。寄稿者のお一人である東北大学の花輪公雄さんは、ご自分のウェブサイトの「才野さんの追悼集原稿」と題する記事で追悼集の主旨のご紹介とともにご自分の寄稿原稿を公表されている。管理人も花輪さんに倣って自分の寄稿原稿を以下に再掲する。


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ラベル:日記 研究
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2015年02月28日

2014年12月-2015年2月に参加したイベントとツイート

昨年11月29日までの「参加イベントとツイート」のまとめを11月30日に投稿してから3ヵ月が経過してしまった。

この間、本ブログでは1月2日に「新年のご挨拶」、1月31日に「STAP騒動で露わになった科学コミュニケーションの課題」と題する記事をアップしたのみであったが、9件の海洋、社会、科学コミュニケーションに関連するイベントに参加した。また、12月に31件、1月に42件、2月に52件のツイートをした。以下に、参加したイベントを紹介し、3カ月間のツイートの反響をまとめる。

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2015年01月31日

STAP騒動で露わになった科学コミュニケーションの課題

昨年の国内科学関連の話題の中で最も注目を浴びたのは、青色LEDに関するノーベル賞とSTAP細胞論文データねつ造事件(STAP騒動)であろう。STAP騒動はマスコミによる大々的な報道に始まり、データねつ造疑惑の指摘、論文取り下げを経て、理研による12月19日の「STAP現象の検証結果」の資料公表と、12月26日の「研究論文に関する調査委員会」報告でひと段落した。とはいえ、まだ理研の管理責任と不正論文投稿が進められた原因の究明、研究不正の再発防止策の策定などの課題が残っている。最近では、1月7日に文芸春秋社から出版された須田桃子著「捏造の科学者 STAP細胞事件」や日経サイエンス2015年3月号「特集1:STAPの全貌」が話題となっている。以下では、STAP騒動を科学コミュニケーションの側面で考えたことを述べる。
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2015年01月02日

新年のご挨拶

新年を迎え、 本年の皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。
  
本年3月末に現職を退きます。多くの良き師、仲間に恵まれ、これまでの教育・研究活動で海洋学の発展にいくばくかの貢献ができた幸運に深く感謝しています。
  

今後も、海洋学にかかわる科学コミュニケーション活動を続け、この活動によって、「豊かな想像力」と価値観の多様性を容認する「広い心」を持ち、自分の主義・主張・体面に拘泥することなく「合意形成」のための「対話」を重視する人々が一人でも多くなることを願っています。このことによって、東日本大震災被災地復興事業が多くの住民の意向に沿った形で進展することを願っています。

  

 

以上、本年の年賀状に記しました文章を掲載して、皆様へのご挨拶と致します
今後とも、宜しくお願い申し上げます。
 
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2014年11月30日

9月23日-11月29日の参加イベントとツイート

今日で11月も終わる。先週は勤務先の居室移動のための資料類の整理に追われていた。来年3月末の退職に向けて、最終的に自宅に持ち帰って保管する資料の選別を兼ねた作業だった。現勤務先における2001年からの兼業時期を含めた14年間の資料と2005年秋に鹿児島大学から現勤務先に異動する際に捨てきれなかった学生時代からの資料の多くを廃棄するつもりで作業を始めた。1980年・90年代の超多忙ぶりを示す資料を見つけるたびに、懐かしさとともに、恵まれた時代を過ごせた自分の幸運を噛み締めていた。結局、新たな居室へ搬入する資料は、時間切れでリサイクル分別できなかった多量のOHP、フロッピーディスク類を含め段ボール箱約30個分となった。明日からは新居室で分別作業を再開し、3月末までに10箱程度に減らしたいと思っている。
前回の「8月17日-9月22日の参加イベントとツイート」からは70日以上が経過してしまった。この間、10月11日に1件の記事『「金だけ、今だけ、自分だけ」の風潮への対処法』をアップしたのみであった。以下に、この間に参加したイベントとツイートをまとめる。詳細は、別記事で述べたいが、できないかも。
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posted by hiroichi at 18:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする