日本海洋学会2015年度春季大会開催期間中の3月24日に「才野敏郎さんを偲ぶ会」に約80名の方々とともに参加した。才野さんは、衛星データを活用した海洋物質循環研究への貢献により2012年に日本海洋学会宇田賞を受賞。名古屋大学名誉教授、海洋研究開発機構特任上席研究員であったが2014年4月17日に病没。享年65才であった。偲ぶ会からの退出時には、豊富な写真とともに管理人を含む国内外の48名の寄稿をまとめた文集「Toribute to Prof. Toshio Saino」が手渡された。37編の日本語の寄稿は3名の編集者による英訳が付されており、お三方の並々ならぬ熱い想いを感じる冊子であった。寄稿者のお一人である東北大学の花輪公雄さんは、ご自分のウェブサイトの「才野さんの追悼集原稿」と題する記事で追悼集の主旨のご紹介とともにご自分の寄稿原稿を公表されている。管理人も花輪さんに倣って自分の寄稿原稿を以下に再掲する。
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