2009年6月22日01時35分 追記読売新聞の5月13日付け科学コラムに保坂直紀さんの「
様変わりした科学者らの広報戦略」と題する記事が掲載されていた。「いまや少なからぬ科学者たちが、メディアとの接触に積極的な姿勢をみせているのだ。」という認識を示し、科学ジャーナリズムの新たなあり方に言及している。他方、研究者の立場から、5月25日夜のNHK教育TVの視点論点で横山広美さんが「
科学者の情報発信」について発言しているのを垣間見た。横山さんの認識は管理人のとはちょっと違うなあと感じ、保坂さんの記事と合わせて言及しようと思っていた。そうこうしている内に、6月11日に
アメリカ地球物理学連盟広報委員会のメンバーであるJohn D. Coxさんから、Nature Biotechnologyの6月号に掲載されたCommentary Article「Science communication reconsidered」という記事とこれに関するAmerican Universityのプレスリリースが送られてきた。この論文は、米国・カナダを主として英国・ドイツ・オーストラリアの研究者を含めた24名の共著によるワークショップの報告であり、欧米におけるサイエンスコミュニケーションの現状を分析して、新たな戦略を提案している。これらを合わせて、科学広報、アウトリーチ、サイエンスコミュニケーションについて日頃考えていることを以下に述べる。
関連記事:
2009年5月21日
NHK視点論点に出演します「科学者の情報発信」(横山広美のお知らせページ)
2009年5月26日
【話題】視点・論点「科学者の情報発信」横山広美さん(Science and Communication)
2009年5月13日
様変わりした科学者らの広報戦略(読売新聞 科学コラム)
ウェブ魚拓2009年6月10日
At Nature Biotech, Science Communication Re-Considered(Framing Science)
2004年12月
基礎科学のフロンティアとしてのアウトリーチ(東京大学出版会『UP』2004年12月号,No.386,p. 22-28.鎌田浩毅のホームページ)
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