2021年01月20日

新年のご挨拶2021

旧年6月以来、種々のイベントの準備や締切に追われ、ブログの更新ができない日々が続いてしまいました。既に1月20日になってしまいましたが、本年の年賀状に記載しました文章を以下に再掲し、新年のご挨拶と致します。
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謹賀新年
本年の皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。

nenga2021.jpg

 新型コロナウイルス感染症流行下にあっても、これまでおこなってきた海洋科学コミュニケーションや地学教育関連の活動をオンラインで続けています。外出の機会が格段に少なくなりましたが、さまざまなオンラインイベントに参加して、いろいろな方々のお考えや思いに接する機会が増えたことに喜びを感じながら、日々を大過なく過ごしています。これも一重に、医療従事者の皆様と社会基盤を支えておられる多くの方々のお蔭であり、深く感謝しております。
 新型コロナウイルス感染症流行の終息が、まだまだ見通せない状況ですが、この困難に立ち向かう「豊かな想像力」と「広い心」を持つ人が一人でも増えることを願って、今後も、焦らずに、自分に出来ることを、多くの仲間とともに、楽しく続けていきたいと思っています。

令和3年 正月
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イラスト:
PIXTA年賀状素材(丑年)
https://pixta.jp/photo/71350424

まだ、締切を抱え、時間的な余裕はないのですが、以下に、上の文面の補足として、旧年中の主な活動や思ったことなどを簡単に述べます。


1.新型コロナウイルス感染症流行に対する態度
 どんなに注意しても、感染する時は、感染するということを覚悟はしているが、自分が感染することで、周囲の人を感染させてしまうことを懸念し、必要以外に外出しない、外出時にマスクを着用する、帰宅後に手を洗うことを守っている。
 今年は6度目の年男となる自分が感染し、重体となって命が危険に晒されることを過剰に恐れる必要はないと自分に言い聞かせている。しかし、実際に罹患した時にどのようにふるまうのかは、自分でも、なってみないと分からない。
 これまでおこなってきた海洋科学コミュニケーション活動、地学教育関連の活動、その他についても、一人ですべてを抱え込まず、周りの人に助けてもらいながら、出来ないことは諦め、出来ることだけをおこない、前向きに進むことを考えて、日々を過ごすことを心がけているが、最近、対象への思い入れが少し強くなってきているように感じている。これは、直接、様々なことを語り合うことで、自分のいろいろな思いを仲間に伝える機会がコロナ禍で少なくなっていることの悪影響なのではないかと思っている。

2.主な活動
昨年1年間におこなった様々な活動の中で心に残っていることを以下に月別に列挙する。
6月
 東京心茶会60周年記念文集を発行したこと。
7月
 日本地球惑星科学連合2021年大会ユニオンセッションでの講演を機会に、英国在住のVincent Tongさんと専門以外の事で交流を深めることができたこと。
 サイエンスコミュニケーションネットワーク横串会で旧知のTKさんおよび海洋学会教育問題研究会の皆さんの協力を得て第25回海のサイエンスカフェをオンライン開催したこと。
 全国地学教育関係者オンライン情報交換会ZOOM交流会で現場教員の皆さんに「海の流れ」についてお話する機会を得たこと。
8月
 日本地球惑星科学連合主催で開講された2つの教員免許状更新講習で現場教員の方々に「海洋リテラシー」についてお話できたこと。
9月
 旧知の科学コミュニケーション活動仲間のお一人に頼まれて、論文原稿の下読みをしたこと、
9月と12月
 日本地球惑星科学連合主催で開講された2つの教員免許状更新講習に裏方として参加し、新たな出会いと学びがあったこと。
10月
 国際津波防災学会津波防災対策検討分科会幹事として、仲間とともに「地域住民による津波防災対策計画立案のためのガイドライン」第1回公開検討会を開催したこと。
11月
 サイエンスアゴラ2021ライブイベントで「真水と塩水に浮かべた氷のとけ方」についてのオンライン実験指導の体験が出来たこと、
 日本海洋学会2021年度秋季大会とその後のメールで、海洋リテラシー普及や海洋教育の行く末についての意見・情報交換をできたできたこと。
12月
 日本版AAAS設立準備委員会の賛同者として、オンライン集会・勉強会に参加し、関係者の皆さんの熱い思いを知ることができたこと。

 その他、大学所属研究室、教室、学部入学同期生のオンライン同窓会、NPO法人理科カリキュラムを考える会シンポジウム、リスクコミュニケーション勉強会、理科読シンポジウム、NPO法人 海ロマン21例会、22世紀学会研究会、日本サイエンスコミュニケーション協会年会、その他の様々なオンラインイベントに参加した。
 これらの各々については、以下の管理人個人ウェブサイトの各ページを参照されたい。

3.「豊かな想像力」と「広い心」
 新型コロナウイルス感染症流行の終息が、まだまだ見通せない状況の中、心を平安に保つのは至難の業であり、不安と不満が人々の間に広がっているように見える。このような社会情勢を克服するためには、思考・行動が己の価値観と異なる人の状況や立場を思いやる、あるいは己の価値観の特殊性を意識することができる「豊かな想像力」と「広い心」を一人でも多くの人が持つことが大事なのではないかと思っている。
 いろいろなイベントに参加すると、様々な人が、仲間とともに、社会のためにそれなりの活動をされていることを知り、励まされることが多い。管理人は、このことを確認したくて、最近、従来にも増して数多くのイベントに参加しているのかもしれない。
 今年も、現在の混乱がいつかは治まることを信じて、焦らずに、自分に出来ることを、多くの仲間とともに、楽しく続けていきたいと思っている。
posted by hiroichi at 02:34| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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