昨年11月29日までの「参加イベントとツイート」のまとめを11月30日に投稿してから3ヵ月が経過してしまった。
この間、本ブログでは1月2日に「新年のご挨拶」、1月31日に「STAP騒動で露わになった科学コミュニケーションの課題」と題する記事をアップしたのみであったが、9件の海洋、社会、科学コミュニケーションに関連するイベントに参加した。また、12月に31件、1月に42件、2月に52件のツイートをした。以下に、参加したイベントを紹介し、3カ月間のツイートの反響をまとめる。
1.参加イベント
昨年12月以降の3カ月間にに参加した主なイベントは以下の通りである。
1)12月23日
科学技術リテラシーに関する課題研究 報告会
主催:科学技術振興機構(JST)科学コミュニケーションセンター
工藤さんの問題提起には同意する点が多かった。
ワークショップは良い体験だったが、時間が短すぎた。
2)1月4日
日本海洋学会教育問題研究会サイエンスアゴラ2014反省会兼新年会
この会合での結果を踏まえて開催報告を作成し、上記研究会のサイトで
公開した。
3)1月11、12日
シンポジウム「教育環境の改善と、これから求められる理科カリキュラム」
主催:NPO法人 理科カリキュラムを考える会
理科、生活科教育の現場が直面する諸問題を知ることができた。
また、展示したポスター「小学校教育に『海』を!」を基に、
多くの方々からいろいろ助言を頂き、実り多い集会だった。
4)1月15日
NPO海ロマン21定例卓話会「海ロマンの初夢三題(酒匂 敏次)」
海洋リテラシー調査への参加を契機に参加したNPO法人の新年会。
酒匂さんの海洋深層水他についてお話の中では、
アメリカ雑学学会アホウドリ賞
(Albatross Award of the American Miscellaneous Society)
のことがイノベーションの母体として興味深かった。
5)1月20日
構想日本会員懇談会
事業仕分けなどの活動をしている「構想日本」を支援する会員の
新年交流会。種々の活動をされている様々な方々を知ることは、
自分の活動の源でもある。
6)1月26日
東日本大震災復興フォローアップセミナー「海岸地域の総合的利用管理」
主催:土木学会
海洋学会では震災後1年間の活動を以下の資料にまとめたが、
今後のために震災後の4年間で何ができていないのか、
今後どうするのか、を議論する必要があるように思う。
7)2月14日
第7回 ソラオト サイエンスカフェ
テーマはビッグデータ。
大量データ処理の話かと思ったが、それ以前のデータ取扱い、ネットワークの
話であったが、興味深い内容であった。
IT昔話やサイエンスカフェ論で盛り上がった懇親会を含め、楽しい一時であった。
8)2月15日
第二回防潮堤を考える会鎌倉
巨大防潮堤建設が計画されている各地で議論を進めることが重要だと思った。
9)2月22日
第2回「宇宙×茶会」
科学コミュニケーション研究会MLを通して案内があり、
科学コミュニケーション活動に関心を持ち、茶道を学んでいる者として、
体験参加した。
四畳半台目のお茶室、宇宙にちなんだ道具取り合わせを4人の客の一人
として楽しんだ。
教員免許更新講習を開設しておられる大学教員と相客となり、理科教育や、
海洋教育普及について意見交換ができたのは嬉しい誤算であった。
2.ツイート
11月30日以降のツイートは11月末までで5件、12月中に31件、1月中に42件、2月は52件、合計130件であった。
管理人は主として読者への情報提供を目的として、ツイートをしている。このため、ツイートの反響が気になり、ツイートアクティビティアナリティクスで反響をついついモニターしてしまう。
それによると、管理人のツイートの多くのインプレッションは100件程度であった。
その中で、亀井伸孝さんの「『文化が違うから分ければよい』のか――アパルトヘイトと差異の承認の政治」と題するSynodos掲載記事に対する2月27日未明のツイートのインプレッションが最も多かった。
次いで、STAP騒動と科学リテラシーを結びつけた12月27日のツイートのインプレッション数が多かった。
これらを含めた全130件のツイートのインプレッション、エンゲージメント、エンゲージメント率の各々の上位10件は、2月28日19時現在で以下の通りである。
インプレッション(ユーザーがTwitterでツイートを見た回数)
https://twitter.com/hiroichik/status/570968646710726656 3240件 88件 2.7%
https://twitter.com/hiroichik/status/548837357080698880 2733 132 4.8%
エンゲージメント(ユーザーがツイートに反応した合計回数)
https://twitter.com/hiroichik/status/548837357080698880 2733 132 4.8%
エンゲージメント率(エンゲージメント/インプレッション)
これらの中で、インプレッション、エンゲージメント、エンゲージメント率の3つの指標の全てで
上位10位以内であったのは、
であった。これらを以下に再掲する。
hiroichik / 市川洋,Hiroshi Ichikawa
どの職業でも同じだが、いろいろな事情でその職を続けることに迷った時には、職場で良き上司・仲間に恵まれているか否かが最終判断の鍵となるように思う。 / “私が研究者を辞めた理由 - 塞翁失馬、焉知非福” http://t.co/ZhCuNkyXQ0 at 02/22 01:50
hiroichik / 市川洋,Hiroshi Ichikawa
元ネタは以下と同じ。ちょっと詳しいが、PEW研究センター報告が言及している科学教育の件が抜けている。参照 http://t.co/pB6zhJia6H http://t.co/zcFSqbJydj / “科学者と一般市民の科学認識…” http://t.co/bOCIWHaSLc at 02/06 02:40
hiroichik / 市川洋,Hiroshi Ichikawa
衝撃的結果。1990年代後半以降の我が国科学技術政策の誤りを明示。 / “日本の生産年齢人口あたり論文数は世界第何位か?(国大協報告書草案32) - ある医療系大学長のつぼやき” http://t.co/UCdC9dHUnJ at 02/08 01:18
良記事。明確なビジョンの提示とその共有の成功例。その前の失敗が必要だった、とも思う。 / “死の淵からマツダを復活させた1本のビデオ | THE PAGE(ザ・ページ)” http://t.co/3aGZirW0YD at 02/08 18:05
インプレッションとエンゲージメントの各々で上位に入ったツイートはほぼ同じであるが、それらとエンゲージメント率で上位のツイートは大きく異なる。エンゲージメント率で上位3位以内のツイートは
hiroichik / 市川洋,Hiroshi Ichikawa
重要な研究成果:人間においても、いま世界中でいろんな民族間や地域集団間で内紛が絶えなかったり、戦争が起こったりしますね。これは、ずっと昔から人間が持っている本性なのかというと、そうではありません。 / “人類の攻撃性、起源はどこに…” http://t.co/5zHndj1T72 at 02/08 00:20
hiroichik / 市川洋,Hiroshi Ichikawa
秀逸記事。「社会の中に格差があり、これを何とか解消しなければならない、解消するべきだと多くの人が思うという下地がなければ、「21世紀の資本」はここまで売れなかっただろう」 / “【寄稿】資本主義の効果に疑問を投げかけたピケティ本〜…” http://t.co/MtN5mgIlcz at 01/04 12:36
であった。これら7件のツイートが管理人のフォロワーおよびそのフォロワーの多くが期待している内容、分野なのかもしれない。hiroichik / 市川洋,Hiroshi Ichikawa
【ブログ更新】海洋研究者の日常:STAP騒動で露わになった科学コミュニケーションの課題 http://t.co/TS2O1cDLTO at 01/31 16:53
3.おわりに
明日から3月。3月末の退職を控え、自宅に保管する資料類を段ボール箱10箱以内に収めるべく、これまでの種々の研究資料(段ボール箱30箱以上)の選別・廃棄作業を始めたが、なかなかはかどらない。このため、ブログの更新にまで気が向かない日々が続いている。何とか2月中に1回は更新しようとして、今日になってしまった。主なツイートについての補足説明をしたいとは思うが、3月21日ー25日の海洋学会その他で、ツイート以外は難しいと思う。