2014年06月23日

シンポ「日本の未来と教育予算」を視聴した

以下は6月15日と20日に発信した教育政策関連の2件のツイートの補足
 
1件目は6月15日(日)13時~17時にNPO法人 理科カリキュラムを考える会が主催したシンポジウム「日本の未来と教育予算――基礎的な科学リテラシーを保証するために」のUSTREAMライブ配信を伝えるツイート。13日、14日と宴会続きだったため、外出を自重し、自宅で視聴。会場参加者数も視聴者数もあまり多くなかったのは残念。記録映像はまだ公開されていない。
 
以下、寸評:藤原誠文部科学省大臣官房審議官のお話は細かい字の図表で分かり難い内容。財務省の狙いが小中学校教員給与の国の負担を減らすことにあるということを知り、唖然。西村和雄神戸大学特命教授のは、文系・理系の収入差などについてのこれまでの研究成果?の繰り返し。「自学自習教材があれば良い」というのには疑問。滝川洋二東海大学特任教授・本会理事長の教育政策理念に強く同意。石渡正志甲南女子大学教授が紹介した理科重視のカリキュラムについては、現場教師の負担・能力を考えると実施に際して問題山積の感。小川慎二郎さんの研修・支援体制の強化・充実の提案に同意。
 
2件目は毎日新聞06月18日付け東京朝刊掲載の「水説:素通りする成長戦略=中村秀明」への言及。
人材こそが国の財産という、この考えに安倍政権はあまり関心がないようだ。政府の成長戦略の素案を見れば、そう思えてくる。
そのうえ国は教育関連の公的な支出を抑え続け、OECDによると、国内総生産に占める比率は先進国で最下位だ。

 この結果、教育を受ける機会の平等が崩れ、国民が身につけた知識や技能の総合力は低下しつつある。成長の土台となる国の財産が、どんどん先細っていく状況といえる。

という認識に強く同意。
 
奇しくも2つのツイートは、日本の教育予算政策の現状に疑問・不安を感じている人が少なからずいることを示している。
 
posted by hiroichi at 02:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | 更新情報をチェックする
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