2013年08月31日

2013年08月30日のつぶやき

2013年9月5日0時20分 追記「一気に下がってほしい」という気持ちには同意するが、現実は厳しい。
 海面の高温海水と海面下の低温海水をかきまぜれば海水温は確かに下がる。しかし、海面の波による海面下の海水の運動は波長の1/4程度の深さまでであり、台風によって発生した波長100m(周期:8秒)の大波がかきまぜる海面下30mの水温は海面水温と大差がない。このため、台風の通過した跡が低温帯として海面水温分布の人工衛星画像に現れることはあっても、広い範囲の海面水温が大きく下がることはない。
 今後、広い海域の海面水温が下がるのは、日射による加熱量の減少する秋まで、あるいは、低温で乾燥した海上風が長期間、強く吹いて海洋から大気への熱放出量が大きく増えるまで待たねばならない。

posted by hiroichi at 00:15| Comment(0) | TrackBack(1) | Twitter | 更新情報をチェックする
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Excerpt: 科学が急速に真実の知識を蓄積しているように、科学ばかりでなく、いずれの人間活動に
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Tracked: 2013-09-05 23:14