今年も、日本海洋学会春季大会に合わせて、以下のように開催することが決まりましたのでのお知らせします。日本海洋学会のMLで告示してから、本ブログでお知らせすべきことなのですが、HPが完成したのが、日曜日で、月曜日は終日、外勤していてMLに登録したメールアドレスからの送信が不能なため、本ブログで取り急ぎ、お知らせします。
話 題:地球温暖化と海-「海のコンベアベルト」のなぞ-詳細は
話 題 提供:中野英之さん(気象庁気象研究所海洋研究部)
日 時:平成21年4月5日(日) 10時30分から12時
場 所:ルノアール品川港南口店
参 加 費:不要
定 員: 25名(会場が満席となった場合にはお断りすることがあります)
http://coast14.iic.hokudai.ac.jp/osj/science_cafe/20090405.htm
をご覧ください。多くの方のご参加をお待ちしています。
以下は、その補足説明。
関連記事:
拙ブログ:「海のサイエンスカフェ「地球温暖化と海」」
Science and Communication:「【閑話休題】アフターカフェ?」
1.会場と事前質問受付
会場の名前は、「ルノアール品川港南口店」と、昨年の会場「ルノアール品川東口店」と違いますが、場所は同じです。2月12日にリニューアルオープンし、内装が変わっています。テーブルの配置が昨年よりは、サイエンスカフェに相応しくなったようにも思います。
運営上、難しい面もあるのですが、今回も、気楽に参加して頂くために、事前予約不要としました。たまたま、当日になって参加できそうになった方のお気持ちを尊重したいというのが、趣旨です。
とはいえ、「会場が満席となった場合にはお断りすることがあります」という但し書き付きで、参加通知をお願いしています。今年は、参加通知と事前質問を受け付ける機能をHPに追加しましたので、宜しくお願いします。
2.話題提供者
日本海洋学会では,受賞の年度の初めに(4月1日現在)36歳未満の本学会員で,海洋学において顕著な学術業績を挙げた者に日本海洋学会岡田賞を授与しています。教育問題研究部会では、昨年の経験から、岡田賞を受賞された、次代を担う優秀な若手海洋研究者に、サイエンスカフェでの非専門家の人々との交流を通して、社会との結びつきを深めていただきたいと考え、東京地区で開催される学会時に催す「海のサイエンスカフェ」では、海洋学会岡田賞受賞者に話題提供をお願いし、それを教育問題研究部会員がサポートすることにしました。2回目の東京開催である今回については、サイエンスカフェ開催日(4月5日)が授賞講演(4月7日)の前であり、講演準備で心理的負担が大きいことを考え、できるだけ直近の受賞者であり、昨年と分野が異なる方として、昨年度に「海洋大循環モデルを用いた中・深層を中心とする海洋循環場の研究 」で受賞された中野英之さんにお願いし、快諾していただきました。
3.話題
「海のサイエンスカフェ」では、しばらく、「地球温暖化と海」シリーズを続けます。今年の副題は、話題提供者である中野さんの研究内容を考え、「-「海のコンベアベルト」のなぞ-」です。「海のコンベアベルト」については、拙ブログでも時々話題に上がり(例えば、ここのコメント欄)、多くの人が関心をお持ちのことと思います。中野さんには、世界の海の熱・物質の循環に関わる「海のコンベアベルト」について、最新の成果を含めた解説と事前質問を考慮したお話しをして頂けることになっていますので、ご期待ください。
4."自称"文科系の方へ
昨年の「海のサイエンスカフェ」で頂いたご意見を考慮して、HPのトップに「理系の人だけでなく,"自称"文系の人のご参加を歓迎します」という文を加えました。人には文系も理系もないと管理人は思っていますので、"自称"としています。一人でも多くの"自称"文科系の方に参加していただき、海のことの多くは、まだ良く分かっていないが、分かっていることも少しずつ増えていること知っていただくとともに、"自称"文科系の方が考える「多くの人が海との関係を身近に感じる方法」を主催者に教えてくださることを願っています。
bobbyさんはご遠方のため、ご参加できないと思いますが、事前質問欄にご質問を投稿していただければ幸いです。終了後にHPに掲載予定の「第3回海のサイエンスカフェの報告」の中で中野さんからの回答を紹介できると思います(双方向とならないので、うまく機能しないかもしれませんが)。
捕獲されたのはサメの一種ではないかと思います(新種の魚である可能性も皆無ではありませんが・・・)。
そうですね、セミナー参加の為に帰国する訳にもゆかず、とても残念です。いま、質問事項をいろいろ考えていますが、質問が漠然としているので、なかなかまとまりません。今しばらくお待ちください。
サイエンスカフェですが、ビデオかデジカメで動画を撮って、Youtubeへアップする事は可能でしょうか。最近、こんなブログ記事を読んで、ふと思いつきました。
http://www.chikawatanabe.com/blog/2009/02/jtpaseminar.html
>今しばらくお待ちください。
宜しくお願いします。
>サイエンスカフェですが、ビデオかデジカメで動画を撮って、Youtubeへアップする事は可能でしょうか。
ご提案をありがとうございました。
講演とかパネルディスカッションでしたらリアルタイム動画配信も意味があるでしょうが、複数のテーブルで議論が同時に進行するサイエンスカフェには不向きと思います。雰囲気を伝えるために報告のHPで動画記録を公開することは検討してみます。
漠然とした質問を具体化するのに少し時間がかかり、質問表を作成するのが遅くなりましたが、質問を会のサイトから送信し、さらに私のサイトに記事として上げさせて頂きました。いろいろな方の質問があるのでしょうから、私の質問も一部のみになるかもしれませんが、ぜひよろしくお願いします。
また、youtubeへアップする件ですが、司会と主要な回答者へ画像を固定して録画されては如何でしょうか。カメラの場所は司会と主要回答者の方の近くに、三脚で固定するか、机の上に置くなどして、内蔵マイクで回答者の声を主に拾えるようにすれば良いと思います。質問者の声をカメラのマイクが明瞭に拾えない場合は、回答者がはじめに質問概要をリピートすれば良いと思います。ビデオ編集の得意な方がおられない場合は、むしろデジカメの動画録画機能を使用する方が、ファイルサイズが小さく、パソコンで直接に読めるので、あとから編集し易いと思います。編集は、動画ファイルを見やすいように15分程度の長さに分割します。デジカメの電池容量は小さいので、数台のデジカメと、交換電池と、交換のSDメモリを用意する必要があると思います。デジカメの代わりにノートパソコン(電源から給電)とウェブカメラで録画機能で録画する方法なら、録画時間や電池の問題はないので更に簡単だと思います。
Youtubeへアップできれば、今後のサイエンスカフェの盛り上がりにも大きな効果があると思いますので、ぜひとも宜しくお願いします。
>質問を会のサイトから送信し、さらに私のサイトに記事として上げさせて頂きました。
詳細な質問表をありがとうございました。話題を提供して頂く中野さんとご相談して、回答をサイエンスカフェ報告でできたら良いと思っています。
>youtubeへアップする件ですが、司会と主要な回答者へ画像を固定して録画されては如何でしょうか。
詳細なご助言をありがとうございました。しかし、「海のサイエンスカフェ」は参加者が気楽に意見交換をする場であり、そこでの話題提供はスクリーンを用いた講演会あるいは会場からの質問とそれへの回答というような進行ではなくて、配布資料を用いた20分程度の話題提供の後は、その話題提供を基に、複数のテーブル別にいろいろな話をします。このような場であるため、また話題提供の録画は配布資料なしでは理解不能だと思いますが、配布資料のHP上での公開は著作権が関係して難しいため、参加者の同意が得られればスナップショット的な動画をHPで公開しようとは思っていますが、話題提供や質疑応答の全てを公開用に録画するのは、不適当と考えます。
ご提案の動画配信については、今後に行う一般向け講演会等で実施したいと思っています。