科学リテラシーの普及が日本を変えると考えている私にとって、NPO法人サイエンス・コミュニケーションの活動にもっと積極的に関わりたいと思っているが、本業が先に立って、今一つ、積極的になれない。せめてもの協力として、このワークショップに参加した。
ワークショップ「本音で語るポスドク問題」には、50名以上の人が参加していた。ポスドク問題への対応についての議論が個人的行動と制度の両面から予定を30分超過して17時30分まで進められた。時間は十分ではなかったが、オフ会としては、意味があったと思う。議論の流れの中で、逐次、現役の院生・ポスドクの人たちを励ます発言をしたつもりだが、通じたかどうかは心許ない。ポスドク問題のみならず、今の若い人たちがノビノビと自分の人生を切り開くことができる世の中にするのにはどうしたら良いのかと、時折、思い悩む。
会場に14時過ぎに着き、ワークショップの会場を確認した後、15時前まで他の展示や催しを見て回った。
今年のサイエンスアゴラのキャッチフレーズは
みんなでつなごう未来のスイッチ
みんなのまわりのサイエンスを「感じて・考え・語り合い・楽しむ」、日本最大級のサイエンスコミュニケーションイベント!
ということであったが、人出は昨年の第1回より少ないように感じた。これは、最終日の午後であること、および興味深いイベントのいくつかが15時あるいは15時30分から開始予定となっていたためであって、3日間では昨年より多いのかもしれない。
ともあれ、多くの人たちが各々の方法でサイエンスの普及活動をしている事実に接し、力付けられた日曜の午後であった。
「5号館のつぶやき」さんの24日のエントリー「レポート売買サイト」
http://shinka3.exblog.jp/7528203/
のコメント欄で「本年で語るポスドク問題」へ参加した何人かの人のコメントが載っています。