2007年11月26日

サイエンスアゴラ2007

今日の午後は23日から開催されている「サイエンスと社会をつなぐ広場」であるサイエンスアゴラ2007に参加してきた。私もメンバーになっているNPO法人サイエンス・コミュニケーションのワークショップ「本音で語るポスドク問題」に参加するためである。

科学リテラシーの普及が日本を変えると考えている私にとって、NPO法人サイエンス・コミュニケーションの活動にもっと積極的に関わりたいと思っているが、本業が先に立って、今一つ、積極的になれない。せめてもの協力として、このワークショップに参加した。


ワークショップ「本音で語るポスドク問題」には、50名以上の人が参加していた。ポスドク問題への対応についての議論が個人的行動と制度の両面から予定を30分超過して17時30分まで進められた。時間は十分ではなかったが、オフ会としては、意味があったと思う。議論の流れの中で、逐次、現役の院生・ポスドクの人たちを励ます発言をしたつもりだが、通じたかどうかは心許ない。ポスドク問題のみならず、今の若い人たちがノビノビと自分の人生を切り開くことができる世の中にするのにはどうしたら良いのかと、時折、思い悩む。

会場に14時過ぎに着き、ワークショップの会場を確認した後、15時前まで他の展示や催しを見て回った。

今年のサイエンスアゴラのキャッチフレーズは
みんなでつなごう未来のスイッチ
みんなのまわりのサイエンスを「感じて・考え・語り合い・楽しむ」、日本最大級のサイエンスコミュニケーションイベント!

ということであったが、人出は昨年の第1回より少ないように感じた。これは、最終日の午後であること、および興味深いイベントのいくつかが15時あるいは15時30分から開始予定となっていたためであって、3日間では昨年より多いのかもしれない。

ともあれ、多くの人たちが各々の方法でサイエンスの普及活動をしている事実に接し、力付けられた日曜の午後であった。

posted by hiroichi at 02:00| Comment(1) | TrackBack(3) | 日記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
追記:
「5号館のつぶやき」さんの24日のエントリー「レポート売買サイト」
http://shinka3.exblog.jp/7528203/
のコメント欄で「本年で語るポスドク問題」へ参加した何人かの人のコメントが載っています。
Posted by hiroichi at 2007年11月28日 00:50
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック

シンポジウム「 ニッポンの科学技術が目指すもの」
Excerpt: 2010年11月20日12時50分 追記、訂正 サイエンスアゴラ2010の一環として19日午後に開催されたシンポジウム「 ニッポンの科学技術が目指すもの」に参加した。本番の明日・明後日には、興味深い..
Weblog: 海洋学研究者の日常
Tracked: 2010-11-20 12:56

サイエンスアゴラ2011に参加して
Excerpt: 2011年11月29日00時30分 一部修正、追記 11月19日と20日にサイエンスアゴラに参加して、いろいろ考えた。 9月18日の前回の更新から怒涛の2ヵ月が過ぎた(まだ続くが)。この間の主な活..
Weblog: 海洋学研究者の日常
Tracked: 2011-11-29 01:39

追悼 故横山雅俊さん
Excerpt: サイエンスコミュニケーション活動の仲間であり、様々な科学コミュニケーション活動を草の根的にされてこられた横山雅俊さんが4月9日に不慮の事故でお亡くなりになった。3月31日のイベントでお会いしたばかりだ..
Weblog: 海洋学研究者の日常
Tracked: 2017-05-11 00:58